肩こり/背の痛み
症例3 右肩甲骨周辺のこり、右腕のこり
患者
30代・男性
来院
2018年3月
症状
飲食の仕事をしており、疲れが右の肩甲骨や右腕にコリとして溜まってくる自覚が
ある。
治療
診ていくと、肩甲骨の上部内側や右腕前腕部にご本人自覚のこりがあった。
それぞれに対応する首と腰、肩甲骨外側の緊張点に鍼をするとともに、
こりを緩める整体手技を施した。
考察
仕事によって負担が溜まる典型的な疲労の形態であり、仕事時の体勢などを
考慮し、原因を絞っていった。その結果、比較的少数の鍼と手技で、改善が
みられた。
症例2 左首から左肩の張り感
患者
40代・女性
来院
2017年8月
症状
3日程前から左の首から肩にかけて、突っ張り感がある。
ご本人には特に思い当たるところない。
首から肩の張り
治療
体を診ていくと、左前腕部や左の臀部(仙骨部わき)に緊張部があり。
左前腕部の緊張を緩める手技と、臀部を緩める鍼を行なったところ、
患部の緊張が緩んだ。
考察
患者さんの職業(獣医さん)を考慮し、診療時の体勢などを伺いながら、
患部に張りを引き起こす原因点を探っていったのが、早期の改善に繋がったと
考えられる
症例1 背中の張り・痛み
患者
40代・女性
来院
2017年3月
症状
お子さん(1歳)をおんぶで寝かせつけすることが多く、背中に
疲れが溜まってきた感じ。背中の筋肉が固まっている自覚。
背の張り
治療
上半身の疲れの自覚だが、子供を立っておんぶしていることを考慮に
入れると、脚部の緊張も考慮に入れる必要がある。また、背中の症状は
内臓の状態との関連も疑われる場合がある。触診の結果も踏まえ、
背中の症状と関連性の高い脛部のツボに鍼を行なうとともに、背部の緊張を
緩める手技を行なった。治療直後に、「背中に血が巡った感覚があり、
ポカポカと温かく感じて楽になった」とのお言葉。
考察
背中の張り・痛みが愁訴であるが、それが起こった原因を探って
いくことで、症状の緩和に、より近づける。患者さん自らの訴えに加えて、
身体そのものに出ているサインをも、合わせて診ていく必要性を感じた。