前腕部の痛み
症例1 前腕部の痛みの改善例
患者
60代・男性
来院
2018年・5月
症状
思い当たるきっかけはなく、急に右前腕部が痛み出した。
特に、ビールのジョッキやフライパンなど、思いものを持った際、
痛みが強い。
治療
問診していくと、今回の症状が出る以前から、右肩(上腕部)の
痛みがあったとのこと。右肩を下にして寝ていると徐々に痛みが強まり、
肩を上げる時も痛み感じる。
触診していくと、右の背中(肩甲骨内側)に強いこわばりが診られたため
そこに鍼をして緩めたところ、症状の緩解が診られた。
その後4回の治療で症状の行きつ戻りつがあったが、6回目から症状が
安定してきて、7回終了したところで、痛みが消失した。
考察
前腕部の痛みの症状のベースに五十肩の影響があると考え、五十肩の
治療を同時に行なった。それにより、症状の根本改善に繋がったと
考えられる。施術の際には、その症状の起こった経緯を詳細に問診し、
その根本原因を解決していく大切さを改めて感じた症例である。