鍼灸・手技治療の特徴1
今日は鍼灸・手技治療のもつ特徴の一つに関してお伝えしたいと思います。
例えば、「鼻水が出る」症状について。
病院に行くと、様々な検査をし、医師による診察により最終的に「病名」を
つけられることとなります。
「鼻水が出る」のは、「風邪」による、「花粉症」による、「ほこりなどによる
アレルギー」による、などなど。
そしてそれに応じて、薬が処方されることが一般的となります。
しかし、鍼灸・手技治療においては必ずしも「病名」が必要ではありません。
それは、「患者さんが感じている実際の症状」に対して施術を行なっていくもの
だからです。
こう言ってしまうと、いわゆる対処療法なのかと思われがちですが、そうではなく、
その「症状」が起こった起因・原因を探り、そこに対して処置をおこなっていくと
いうことであり、むしろ「病名」にとらわれない治療が可能だということになります。
もちろんそれは「病名」を無視するということではありません。
そうではなく、「病名」にとらわれ過ぎて見えなくなっていることはないか、
それを常に頭に置きつつ、根本的な解決を見出せるように計っていくということ
です。
そこに鍼灸・手技治療の大きな特徴があると考えています。
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