「魚の目」の治療
" 治療全般 "
いわゆる「魚の目(うおのめ)」にお悩みの方も多いかと思います。
これは、専門用語では「鶏眼(けいがん)」と呼ばれ、固くなった皮膚の
真ん中に「目」のような芯ができているものです。
皮膚科などでの治療では、スピール膏という角質の剥離作用を持つ薬を
数日間貼りつけ、皮膚を柔らかくした後に、ハサミなどの器具を使って
角質の芯を削り取ることなどが一般的に行われているようです。
ただ、そのような処置をしたにもかかわらず、また魚の目の症状に
悩まされるという患者さんも少なくありません。
これは、いわゆる「芯」が完全に除去し切れていない場合や、除去出来ていても
再び同じところに圧迫が繰り返されるという状況が変わっていないために、
再発してしまうことが多いようです。
そこで、鍼灸においては、小さなもぐさを使って、お灸による熱刺激を繰りかえし
行なうことにより、「芯」を取り去る治療を行ないます。
また、魚の目の出来た箇所に注目して、そこに負荷をかけ過ぎないようにバランスを
変えてあげる(主に筋の張力調整などにより)ことで、再発を防ぐことも考えて
施術していきます。
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