「肉離れ」や「捻挫」に「鍼」って、有効?
" 治療全般 "
本日は、普段スポーツをやっている方や、そうでなくても日常生活で起こりうる
急性の疾患である「肉離れ」や「捻挫」などに、果たして鍼灸は有効なのか?という
疑問をお持ちの方に、記事を書いてみたいと思います。
結論から申し上げますと、これら炎症性の急性疾患に関しても、鍼灸は有効です。
あまり、鍼灸にそのようなイメージが一般に広がっていないのが現状なので、
これは私たち鍼灸師がもっと広くお伝えしなければいけないと思っています。
上記のような「怪我」をした時、基本的には、炎症を進めすぎないよう、「患部を安静にして」「冷やし」「固定して」「挙上させる」ことを、応急処置として行ないます。
ただ、それ以外の治療が、急性期には難しいとされているのが通常の認識です。
しかし、鍼灸においては、患部そのものには手を加えず、離れたところから、
治癒を手助けしていける方法があります。
具体的には、炎症反応そのものを鎮めたり、ダメージを負ってバランスを崩した
ことにより負担が掛かっているポイントを回復させていくような刺激を、
主に鍼を使うことによって与えることが可能です。
ここにも、主に「動きの回復」を主眼に置くことによって、痛みをとりのぞいたり、
組織の再生を促したりといった、「整動鍼」の真価が表れています。
「自分のこの症状に、鍼ってどうなのかなー?」とお考えの方は、ぜひ一度
ご相談ください。
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